
Fidelityのグローバルマクロディレクター、ジュリアン・ティマー氏は、ビットコイン(BTC)が株式市場からデカップリング(非連動化)できれば、それは重要な節目になるとの見解を示しました。株式市場が下落に転じる中でビットコインが現在の価格水準を維持できるか、その真価が問われると指摘しています。
The rising global money supply has not gone unnoticed by either gold or Bitcoin. Below we see that Gold is recovering from its brief correction as global M2 makes a new high at $111.9 trillion.
And Bitcoin, which lagged gold for a while as its Dr Jekyll split-personality took… pic.twitter.com/gu8fVzVPfA
— Jurrien Timmer (@TimmerFidelity) May 30, 2025
ティマー氏によると、世界のマネーサプライ(M2)の増加は金とそのデジタル版のライバルであるビットコインの双方に影響を与えています。世界主要国のM2は現在111.9兆ドルに達しており、これは中央銀行による資金供給が拡大していることを意味します。
ビットコインは一時株式価格の下落に追随していましたが、ティマー氏は「今や新高値を更新している」と述べました。BTC価格は5月、価格が11万2000ドルの高値に達し1月に記録した過去最高値を上回りました。
価値の保存手段として、ビットコインと金は今や同じ土俵に立っているとティマー氏は表現。リスク調整後のリターンを示すシャープレシオも両者は現在ほぼ同水準に収束しています。
しかし、ビットコインにとっての大きな課題は米国株との連動を断ち切ることであるとティマー氏は指摘。「もしビットコインが株式からデカップリングできれば、それは重要な節目となるでしょう」と述べ、この点が達成できるかどうかに注目が集まるとの考えを明らかにしました。
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