
総合格闘技UFCの元王者でアイルランド大統領選への出馬が取り沙汰されるコナー・マクレガー氏が、同国に「戦略的ビットコイン準備金」を創設する構想を強く提唱し国内外で注目を集めています。同氏は、ビットコイン(BTC)を国家資産として保有することで、アイルランドの金融主権を確立することを目指しています。
I want to build on the amazing feats president @nayibbukele has achieved in El Salvador.
Germany dropped the ball – Ireland will not.
Using crypto, I plan on establishing a decentralised blueprint for sovereignty.
One that others can also adopt to reclaim their nations.
I…
— Conor McGregor (@TheNotoriousMMA) May 29, 2025
マクレガー氏は5月30日、自身のXアカウントで「主権のための分散型ブループリント」を掲げ、「ドイツは失敗したが、アイルランドは失敗しない」と投稿しました。さらに、ビットコインを法定通貨としたエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領のアカウントをタグ付けし直接対話を呼びかけました。
しかし、この構想の実現には大きなハードルが存在します。アイルランドは欧州連合(EU)の金融フレームワークに属しており、ユーロ圏の一員として独自の金融政策を大胆に進めることは容易ではありません。ビットコインを国家の準備資産として公式に保有するにはEUの各機関やアイルランド中央銀行との前例のない調整が必要不可欠です。
マクレガー氏の提案が実現するかは不透明ですが、11月までに行われる大統領選挙が近づくにつれその発言は注目度を増しています。彼のキャンペーンはアイルランド国内でデジタル資産と国家の金融主権に関する国民的な議論を喚起しており、その動向が今後のアイルランドひいては欧州の暗号資産政策に影響を与える可能性があります。
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