
ビットコイン(BTC)の価格が11万ドルを突破しました。機関投資家や企業からの関心が継続していることが背景にあります。地政学的緊張の緩和も市場の楽観的な見方を後押ししました。
今回の価格上昇により、ビットコインは先週の売り越しによる下落分を取り戻しました。この価格上昇は、現物ビットコイン上場投資信託(ETF)への力強い資金流入が主な要因です。
ブラックロックやフィデリティなどが提供する米国の現物ETFには、過去7週間で合計110億ドル以上の資金が流入しました。これにより、ビットコインは伝統的な金融ポートフォリオへの組み入れが進んでいます。
オンチェーンデータによると、中央集権型取引所におけるビットコインの準備高は減少し続けており価格上昇時でも売り圧力が低下している可能性が示唆されています。
企業の動きも活発です。ストラテジー社は6月2日から6日の間に1,045BTCを追加購入したことを発表。その他、ビットコインを準備資産として採用する企業も増加傾向にあります。
この上昇を受け、イーサリアム(ETH)は約6%高の2,670ドル、ソラナ(SOL)は4%高の159ドルとなりました。
マクロ経済の状況が良好に推移すればビットコインは今後11万5,000ドル、さらには12万ドルを目指す展開も考えられます。これはスタンダードチャータード銀行の第2四半期予測とも一致する水準です。しかし、ETFからの資金流出や地政学的リスクの再燃など急な価格変動の可能性には依然として注意が必要です。
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