
イーサリアムのスケーリングソリューションを提供するPolygonが、共同創設者のサンディープ・ナイルワル氏を財団初のCEOに任命し、大規模なガバナンス刷新と戦略転換を発表しました。
BIG update – As the largest holder of POL and someone who dedicated his life to development and success of @0xPolygon from the very beginning, I have decided to take full control of Polygon Foundation and will be its CEO going forward. Polygon Foundation owns and oversees…
— Sandeep | CEO, Polygon Foundation (※,※) (@sandeepnailwal) June 11, 2025
PolygonのDeFiにおけるTVLは、ピーク時の100億ドル超から現在は10億ドル強まで減少しています。この状況を受け同氏は「業界は研究中心からユーザー中心に変化しており、Polygonも変わる必要がある」と述べ、方針転換の必要性を訴えました。
新戦略はステーブルコイン決済と、複数のブロックチェーンを統合する技術「アグレイヤー(AggLayer)」に重点を置くものとなります。
今後のPolygonは、開発リソースを2つの柱に集中させます。一つは既存の主力ブロックチェーンである「Polygon PoS」で、今後は現実資産(RWA)とステーブルコイン取引に特化します。もう一つは複数のブロックチェーンをシームレスに連携させることを目指す「アグレイヤー」です。
これら戦略転換に伴いPolygon zkEVMの開発は2025年に終了する予定です。
今後アグレイヤーのアップデート版が6月最終週に公開されるほか、Polygon PoSの性能を大幅に向上させるアップグレードも進行中です。ナイルワル氏はこのリーダーシップの刷新と戦略転換が、指数関数的な成果を生み出すための積極的な一手であるとしています。
The post Polygon、zkEVM開発終了へ|CEOが語る新戦略 appeared first on CRYPTO TIMES