
ビットコイン (BTC) が10万ドルの大台を割り込みました。これは、米国によるイラン核施設への攻撃が報じられ地政学的な緊張が一気に高まっている中での動きとなります。
日本時間6月22日午後11時頃、ビットコインは10万ドルを割り込むと一時99,000ドル付近まで下落しました。記事執筆時点(6月23日午前0時20分)では、99,300ドル台で推移しています。*追記:さらに価格は下落を続け1 BTC = 99,000ドルを割り込んでいます
直近24時間でイーサリアム(ETH)は-10%、ソラナ(SOL)は-8.4%と主要な仮想通貨も軒並み大幅な下落を記録しました。また、仮想通貨のデリバティブ市場では過去24時間で10億ドルを超える大規模な清算が発生しています。
今回の一連の市場の動きの引き金となったのは米軍によるイランの核施設に対する軍事攻撃であると推測されます。
トランプ大統領は昨日の会見で「私たちの目的はイランの核濃縮能力の破壊と世界最大のテロ支援国家がもたらす核の脅威を阻止することだった。攻撃は軍事的に大成功を収めた。イランの主要な核濃縮施設は完全に破壊された」と述べ、作戦の成功を強調しました。
米国防総省の発表によればこの攻撃には地中貫通弾「バンカーバスター」14発のほか、トマホーク巡航ミサイル約20発が使用されたと具体的な内容も明かされています。
ヘグセス米国防長官は今回の作戦はイランの体制転換を狙ったものではなく、交渉の席に着くよう促す私的なメッセージを送ったことも明かしており、事態の過度なエスカレーションを避けたい意向も示しています。
イラン議会はホルムズ海峡封鎖との結論付けか
この米国の攻撃に対し、イラン議会は世界の石油・ガス輸送の約2割が通過するとされるホルムズ海峡の封鎖を承認を結論付けたと報じられています。これが実行されれば世界経済に大きな影響を与える可能性があります。
ただし、この決定は最終的なものではなく、国家安全保障最高評議会の承認が必要である点や海峡封鎖に関する公式な発表はまだ行われていない点には留意が必要です。
記事ソース:Reuters (1) (2)、PRESSTV、Coinglass、CoinGecko
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