
6月23日、ビットコイン(BTC)の価格は101,500ドル前後で推移しており、イーサリアム(ETH)は約2,240ドル、ソラナ(SOL)は約133ドルで取引されています。世界の暗号資産時価総額は3.22兆ドルで、ビットコインのドミナンス(市場占有率)は約65.7%となっています。
本日注目の銘柄・プロジェクト
イラン空爆下でもBTC価格は安定
米国がイランの核施設へ空爆を実施したことを受け、世界の市場に緊張が走っています。この軍事行動により世界の石油供給の約2割が通過するホルムズ海峡の閉鎖懸念が高まり、原油価格急騰のリスクが浮上しました。
一方で、暗号資産ビットコイン(BTC)は、このニュースの中でも10万ドル以上で安定した価格を維持しています。この底堅い値動きは、ビットコインが地政学的リスクが高まる中での安全な避難先資産として投資家から認識されつつあることを示しています。
メタプラネット、172億円相当のビットコインを追加取得
株式会社メタプラネットが新たに1111 BTCを約172.60億円で追加取得したと発表しました。1BTCあたりの取得単価は約1554万円です。今回の購入により、2025年6月23日時点でのビットコイン(BTC)総保有量は11111 BTC、簿価総額は約1564.1億円に達しました。
この積極的なビットコイン購入を続ける同社は、現在株式市場で最も熱い視線を集める企業の一つです。2024年4月にビットコインを中核とする財務戦略の転換を発表。当時約20円で推移していた株価は2025年6月には1800円を超えました。時価総額も1兆円を突破するなど、市場で目覚ましい成長を記録しています。
カカオペイ株価が200%の高騰
韓国の決済大手カカオペイ(KakaoPay)の株価が、国内でのステーブルコイン承認への期待感を背景に5月23日の30,800ウォンから90,600ウォンまで約200%上昇しました。
この株価高騰の引き金となったのは、韓国のイ・ジェミョン大統領が民間部門と協力し自国通貨ウォンに連動したステーブルコインを承認・推進すると公約したことです。さらに今月初めには韓国の国会議員がウォン建てステーブルコインの承認を迅速化するための法案を提出しました。
カカオペイは「PKRW」や「KKRW」など、カカオやカカオペイと韓国ウォン(KRW)を組み合わせたと見られる6種類のステーブルコイン関連特許を出願しています。出願分野は金融サービスやIT開発など3つのカテゴリーにわたり、暗号資産の送金、仲介、電子通貨決済、トークン発行といった具体的なサービス分類が含まれています。
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