
現地時間6月26日、ナスダック上場の米大手仮想通貨取引所Coinbase($COIN)の株価は375ドルで取引を終了し、2021年の上場以来となる高水準を記録しました。この株価は過去の高値である2021年11月の368ドルと2024年12月の349ドルを上回る水準となっています。
この株価上昇によりCoinbaseの時価総額は約955億ドルに達しています。ベンチャーキャピタル1confirmationの創始者であるNick Tomaino氏はCoinbaseの時価総額はJPモルガンの11%程度であることに触れながら「Coinbaseの時価総額はまもなく1000億ドルを超えるかもしれない」と自身の見解を示しています。
Coinbase went public via direct listing in April 2021 at ~$85B
COIN now trading at $95B, or 11% of JP Morgan
Days as a sub $100B company are numbered
— Nick Tomaino (@NTmoney) June 26, 2025
新サービス展開も株価上昇を後押しか
株価上昇の背景にはCoinbaseの事業拡大も寄与していると考えられます。Coinbase Derivativesは7月21日に米国版永久スタイル先物の提供を開始することを発表しており、これは米国のデリバティブ市場における重要なギャップを埋める画期的なサービスとなりえます。
US Perpetual-Style Futures.
Coming July 21.→ No quarterly expiration dates
→ Spot price tracking
→ Embedded leverage
→ 24/7 availabilityAll on a CFTC-regulated US exchange. pic.twitter.com/NKwqyWW4n2
— Coinbase 🛡️ (@coinbase) June 26, 2025
新サービスではナノビットコイン(0.01 BTC)とナノイーサリアム(0.10 ETH)の2つの契約が提供され、5年の満期を持つ長期先物契約として24時間365日の取引が可能となります。国際的には永久先物が仮想通貨デリバティブ商品の主流となっており、仮想通貨取引活動全体の90%以上を占めているとの報告もあります。
Coinbaseの株価動向は仮想通貨市場全体の動向とも密接に関連しており、今後の市場環境や同社の事業展開が注目されます。
記事ソース:Coinbase
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