
フィデリティの新たな調査によると、ビットコイン(BTC)を1,000BTC以上保有する上場企業が2025に入ってから急増しています。
対象となる企業は第1四半期末の24社から7月25日時点で35社へと約50%増加。これらの企業が保有するビットコインの総量は約90万BTCに達し、100万BTCの大台に迫る勢いです。
The number of public companies that hold 1,000+ BTC continues to grow, potentially signaling heightened institutional interest in bitcoin.
Analyst Zack Wainwright on our team has been tracking this closely, particularly the companies holding 1,000 BTC or more.
We have gone from… pic.twitter.com/lLXWra5kMq
— Chris Kuiper, CFA (@ChrisJKuiper) July 24, 2025
この調査を主導したフィデリティの研究担当副社長クリス・カイパー氏は、企業によるビットコイン購入の動向に大きな変化が見られると指摘しています。
2025年第1四半期に企業が取得した約10万BTCは、その大半を1社が占めていました。しかし第2四半期には取得量が15万4,000BTC以上に増加し、購入はより多くの企業に分散。この事実はビットコイン保有が一部の先進的な企業だけでなく、幅広い企業に広がりつつあることを示唆しています。
2025年上半期における上場企業のビットコイン取得量は合計で245,510BTCに上りました。これは同期間に現物のビットコイン上場投資信託(ETF)向けに創出された118,424BTCの2倍を超える規模です。
2024年同期の企業取得量と比較すると375%の急増であり、一方でETFの需要は前年のローンチ時の熱狂が落ち着き前年同期比で56%減少しました。
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