
米ソフトウェア企業ストラテジー社の取締役会長でありビットコインの強力な支持者として知られるマイケル・セイラー氏が自身のXアカウントでビットコインに関連するトラッカー情報を公開しました。
過去の傾向としてセイラー氏はデータ公開後、ストラテジー社が新たに取得したビットコインの数量や平均取得価格といった詳細な保有データを発表することが通例となっており、明日以降の発表に注目が集まっています。
It all began with a quarter billion in bitcoin. pic.twitter.com/Ssbef084YQ
— Michael Saylor (@saylor) July 27, 2025
ストラテジー社は準備資産としてビットコインを大量に購入する戦略を世界で初めて導入した企業として知られています。セイラー氏の主導のもと、同社は2020年から継続的にビットコインを買い増しておりその保有量は公開企業として群を抜いています。
7月21日の最新発表によると同社は平均取得単価1 BTCあたり71,756ドルで現在607,770 BTCを保有。これは日本円で約10兆円にのぼる規模となります。
今月、過去最高値を更新しさらなる上昇が期待されるビットコインですが、オンチェーンデータプラットフォームを提供するCryptoQuantのKi Young Ju共同創設者兼CEOは、通説とされるビットコインのサイクル理論はすでに機能しなくなったとコメントしています。
#Bitcoin cycle theory is dead.
My predictions were based on it—buy when whales accumulate, sell when retail joins. But that pattern no longer holds.
Last cycle, whales sold to retail. This time, old whales sell to new long-term whales. Institutional adoption is bigger than we…
— Ki Young Ju (@ki_young_ju) July 24, 2025
同氏は前回のサイクルでは大口がリテールに対してビットコインを売却していた構図だったものの、今回は古参の大口が新たな長期保有を考える大口に売っている構造になっていると指摘。
機関投資家のビットコインへの投資規模も想像よりも多くなり、トレーダーよりもホルダーが増加している点などを言及し「強気サイクルは終わった」という自身の予想は誤っていたとコメントしています。
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