
香港金融管理局(HKMA)は8月から施行される新たな規制に基づき、ステーブルコイン発行事業者のライセンス申請受付を開始したと発表しました。
同時に現時点でライセンスを付与された事業者は一つもないと強調し、ライセンス保有者や申請者を偽る行為は法的な罰則の対象となると強く警告しています。
HKMAは関心を持つ企業に対し、8月31日までに予備申請を提出するよう呼びかけています。この段階は規制要件の理解を深めるためのもので正式な申請は9月30日が期限です。HKMAのダリル・チャン(Darryl Chan)副長官によると、初期に発行されるライセンスは限定的で発行開始は2026年になる可能性があります。
香港の新たなステーブルコイン規制の柱は、質の高い流動性資産による完全な裏付けを義務付ける準備金要件です。これはデジタル資産市場の拡大に伴い、消費者を保護し金融システムの安定を確保することを目的としています。
今回の香港の動きは、ステーブルコインに対する規制整備を進める世界的な流れに沿うものです。欧州連合(EU)ではすでにMiCAフレームワークの下で複数の事業者が承認されており、米国でも最近可決されたGENIUS Actへの対応が進んでいます。
香港もこれら主要な法域と歩調を合わせ、デジタル金融における国際的な基準作りへ参加する姿勢を示しています。
情報ソース:HKMA
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