
米国の新法「GENIUS Act」の成立を追い風に、ステーブルコイン市場が活況を呈しています。2025年7月のステーブルコインのオンチェーン取引高は過去最高の1.5兆ドルに達しました。
Monthly onchain stablecoin volume hit a new all-time high last month, settling more than $1.5 trillion for the first time#StablecoinSummer
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この数字は6月の1.26兆ドルから大幅に増加したものであり、2024年8月に記録したこれまでの最高記録を更新しました。特にサークル社が発行するUSDCが市場を牽引し、7月の総取引高の約半分にあたる約7480億ドルを占めました。
この記録的な取引高の増加には主に二つの要因が挙げられます。
一つは暗号資産市場全体の好調です。7月にはビットコインが史上最高値を更新しイーサリアムも高騰。これにより利益を確定した投資家がステーブルコインに資金を移動させる動きが活発化しました。
もう一つの大きな要因は規制の明確化です。7月に法制化された「GENIUS Act」は、ステーブルコインの準備金要件や米連邦準備制度理事会(FRB)による監督などを定める初の連邦法です。この法律により市場の信頼性と安定性が向上し、JPモルガンやメタ(Meta)といった大手企業も国際間決済などでの活用を検討し始めています。
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