
イーサリアム財団の幹部が、2025年第4四半期に予定されている次期大型アップグレード「Fusaka」に開発者の注意を集中させるよう呼びかけました。2026年以降に計画されている「Glamsterdam」アップグレードへの関心が先行し、目前に迫ったFusakaのスケジュールに遅延が生じるリスクを警告しています。
Glamsterdam may be getting some attention (it is a fork for Q1/Q2 2026). In the meantime, we should be more concerned about any potential delays to Fusaka (Q4 2025). As I have said many times, no amount of talking about Ethereum’s roadmap and vision matters if we cannot achieve…
— Tomasz K. Stańczak (@tkstanczak) August 8, 2025
イーサリアム財団の共同エグゼクティブディレクターであるトマシュ・スタンチャク(Tomasz Stańczak)氏は、この懸念を表明。同氏はGlamsterdamに関する議論を一時停止するようプロジェクトコーディネーターに助言したと述べています。
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Fusakaはすでにテストネット段階にあり、時間的制約のある開発課題を抱えているため議論を差し戻すことが不可欠だと強調しました。
Fusakaアップグレードでは、複数のイーサリアム改善提案(EIPs)を通じて技術的な機能強化が導入される予定です。主な内容として、データ分散を改善するPeerDAS(Peer Data Availability Sampling)の実装やトランザクションのガスリミット調整、blobパラメータの改良などが含まれます。
Glamsterdamは2026年第3四半期までの実現を目指してロードマップに残っていますが、スタンチャク氏は当面の最優先事項がFusakaを予定通り円滑に完了させることだと改めて強調しました。
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