
暗号資産XRPの開発元であるリップル社と米証券取引委員会(SEC)は、約4年間にわたる訴訟で和解に合意しました。この発表を受けXRPの価格は10%以上急騰し、世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)による現物ETF(上場投資信託)申請への期待が高まっています。
#XRPCommunity #SECGov v. #Ripple #XRP BREAKING: The parties have filed a Joint Dismissal of the Appeals. The case is over. pic.twitter.com/QMATRLnxnS
— James K. Filan 🇺🇸🇮🇪 (@FilanLaw) August 7, 2025
両者は8月7日に提出した共同書類で互いの上訴を取り下げることを確認。リップルの最高法務責任者によると、この合意により2020年12月から続いた法廷闘争は終結します。和解条件に基づきXRPは有価証券として分類されず、訴訟費用は各当事者がそれぞれ負担します。
和解のニュースが伝わるとXRPの価格は上昇。この法的な不確実性の解消はブラックロックによるXRP現物ETF申請の可能性を巡る憶測を加速させています。同社はすでにビットコインとイーサリアムのETFを発行し成功を収めています。
この動きについて専門家の見解は分かれています。NovaDius Wealthのネイト・ジェラシ社長は、ブラックロックがXRPのETFを検討する上で法的な明確性が得られるのを待っていた可能性があると指摘しました。
一方で、ブルームバーグのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、より懐疑的な見方を示しています。同氏は、ブラックロックが既存の暗号資産ETFに満足しておりこれ以上の商品追加には消極的かもしれないと述べました。
バルチュナス氏はブラックロックの動向には慎重ですが、一般的なXRPのETF承認については楽観的です。同氏は年末までに何らかのXRPのETFが承認される確率を95%と見積もっています。
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