ブロックチェーン分析企業DappRadarの報告によると、7月のNFT市場は目覚ましい復活を遂げ月間取引高が96%増の5億3000万ドルに達しました。
7月の取引件数は4%減の500万件でしたが、平均販売価格は6月の52ドルから105ドルへと倍増。これはより高額なNFTが取引される市場へと質的な変化が起きていることを示唆します。
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取引高ではプロトレーダー向けのBlurが市場を牽引し、ユーザー数ではOpenSeaが首位を維持しました。クリエイター向けのプラットフォームZoraも勢いを増しています。
一方で、DeFi市場も力強い成長を続けました。DeFiプロトコルにロックされた資産の総価値(TVL)は30%以上増加し、月末には2590億ドルに達しました。7月28日には一時2700億ドルという過去最高値を記録するなど、こちらも活況を呈しています。
DeFiの成長を牽引したのはトークン化された株式でした。この分野のウォレット利用は急増し現実世界資産(RWA)のトークン化が本格化していることを示しました。ブロックチェーン別ではイーサリアム(ETH)が1660億ドルのTVLで首位を維持し、ソラナ(SOL)が230億ドルで続いています。
DappRadarはこれらのデータからNFTが初期の投機的なブームから、デジタルIDやゲーミングといった実用的な用途へと進化していると結論付けています。
情報ソース:Dappradar
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