
大手暗号資産取引所のコインベースは、分散型取引所(DEX)での取引機能を自社アプリに直接統合する新機能の提供を開始したと発表しました。これによりユーザーは中央集権型の取引所には上場していない数百万種類のトークンを取引できるようになります。
この機能はまずコインベースが開発したレイヤー2ネットワーク「Base」上のトークンから対応します。取引はAerodromeやユニスワップ(Uniswap)といった主要なDEXを通じて、最も有利な価格が提示されるように自動で実行されます。
またコインベースがネットワーク手数料を負担しアプリ内の残高から直接資金を供給できるため、ユーザーは複雑さを感じることなくDEXを利用できます。
この統合はBase上でトークンを発行する開発者にとっても大きな意味を持ちます。Baseの創設者であるジェシー・ポラック氏は、この機能によって「開発者が公平な競争条件を得られる」と述べています。
当面はニューヨーク州を除く一部の米国ユーザーを対象に提供されますが、今後はソラナなど他のネットワークへの拡大や米国外へのサービス展開も予定されています。コインベースはDEX上のトークンを審査しないものの、不正が疑われるトークンはブロックするなどの安全対策を講じるとしています。
情報ソース:コインベース
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