
ステーブルコインUSDCの発行元であるサークルは、企業向けの独自レイヤー1ブロックチェーン「Arc」の計画を発表しました。
毎秒10,000トランザクション(TPS)という高い処理性能を掲げる一方、その中央集権的な仕組みにコミュニティから懸念が示されています。
サークル社、10億人市場へ参入なるか|アリペイと巨大提携報道
Arcは規制された資金移動や現実資産(RWA)の基盤となることを目指し、イーサリアム仮想マシンとの互換性を持ちます。またガス代にはUSDCが標準採用され、1秒未満での高速な決済完了を目標としています。公開テストネットは2025年後半に予定されています。
これに対し専門家はArcが真に分散化されたレイヤー1ではなく、取引を覆す権限を持つ特定の承認済みバリデーターが運営する「コンソーシアムチェーン」だと指摘。USDCをガス代に使うことでバリデーターの独立性が損なわれるとの意見もあり、「これは新しい銀行を作るための技術ではない」と、その方向性に疑問が呈されています。
情報ソース:Circle
The post USDC発行体サークル、新L1チェーン「Arc」発表|中央集権リスクの指摘も appeared first on CRYPTO TIMES