
米国司法省は8月14日、ランサムウェア攻撃に関与した疑いがある人物から280万ドル以上の暗号資産などを押収したと発表しました。押収された資産は政府の国家暗号資産備蓄に加えられる見込みです。
司法省はイアニス・アレクサンドロヴィッチ・アントロペンコ容疑者に対する捜査令状を公開。容疑はコンピューター詐欺や資金洗浄の共謀などです。
今回の強制捜査では、暗号資産の他に現金7万ドルと高級車1台も押収されました。容疑者は閉鎖されたミキシングサービス「チップミキサー(ChipMixer)」などを利用して資金洗浄を行っていたとみられています。
今回の押収は政府の暗号資産備蓄を拡大させる最新の事例となります。この国家備蓄はトランプ大統領が今年3月に発令した大統領令に基づいて創設されたものです。
司法省は今週初めにも、ランサムウェアグループ「ブラックスーツ(BlackSuit)」から約100万ドルを押収したと発表しています。
スコット・ベッセント財務長官は最近、政府のビットコイン(BTC)保有額が、犯罪資産の没収などを通じて約200億ドルに達していることを明らかにしました。ベッセント長官は、今後も「予算中立的」な方法で備蓄の拡大を目指す方針を示しています。
情報ソース:資料
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