
米連邦準備制度(Fed)は15日、暗号資産やフィンテックなど新規性の高い金融活動に対する特別な監視プログラムを終了すると発表しました。
この特別プログラムは2023年8月、銀行が関わる暗号資産関連サービスなど金融安定にリスクをもたらす可能性のある活動の監視を強化するために導入されました。
Fedはプログラム終了の理由について「活動内容や関連リスクへの理解が深まった」と説明しており、得られた知見を既存の監督体制に統合するとしています。
今回の決定は、今年に入って連邦規制当局が進めてきた一連の暗号資産に友好的な動きに続くものです。
Fedは6月、銀行監督の項目から主観的な「評判リスク」を削除しました。また連邦預金保険公社(FDIC)など他の機関と連携し銀行が顧客の暗号資産を保管する際のルールを明確化するなど、規制の正常化を進めています。
Fedのジェローム・パウエル議長は今年4月、銀行と暗号資産企業の合法的な関係を制限する意図はないと発言しており、今回の動きはかねてからの政策転換に沿ったものといえます。
情報ソース:Fed
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