大手暗号資産取引所バイナンスの創設者、チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao、通称CZ)氏が支援する分散型無期限先物取引所Asterが、収益と取引量で急成長を遂げています。
データによると、過去24時間の収益では大手ステーブルコイン発行企業テザー(Tether)に次ぐ1959万ドルの収益を上げています。また、過去1週間の手数料収益は約1億1316万ドルに達しています。
これは長らくこの分野で優位とされてきた競合取引所ハイパーリキッド(Hyperliquid)の同期間における収益2423万ドルを大幅に上回る数字です。
Asterの躍進の背景にはバイナンスとの深い関係があります。CZ氏はプロジェクトのアドバイザーを務め、同氏のファミリーオフィスであるYZi Labsは投資家として参加。またAsterはBNBチェーンのインフラ上で運営されており、CZ氏はバイナンスの元従業員の一部がAsterチームに加わっていることも認めています。
Few understand this.
Aster competes with @Binance, but helps #BNB. https://t.co/CmTSvVKUGR
— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) September 28, 2025
CZ氏はAsterの競合相手はハイパーリキッドではなく、むしろバイナンス自身であるとの見解を示しました。一方で、Asterの成功はBNBエコシステム全体に利益をもたらす可能性があるとも述べています。
取引量の急増と並行して、市場ではAsterが独自のASTERトークンを買い戻すのではないかという憶測が広がっています。トークンの買い戻しはプロジェクトが自身の長期的価値に自信を持っていることを示すシグナルとなり、希少性を高めることで価格上昇を後押しする可能性があります。
情報ソース:defillama
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