アメリカ最大手の仮想通貨取引所コインベースが5000億円を超える仮想通貨の移動を成功させたと公式ブログで明かした。
この移動はコールドウォレットのセキュリティ向上の目的で実施され、仮想通貨の移動としては史上最大になる。
移動した仮想通貨と量
移動された仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、ライトコインの3種類。移動した量は以下の通り。
- ビットコイン:全体の流通量の5%
- イーサリアム:全体の流通量の8%
- ライトコイン:全体の流通量の25%
セキュリティ向上の目的で移動
コインベースが所有している仮想通貨は98%がオフラインのコールドウォレットで管理されており、今回の移動は最新バージョンのコールドウォレットに資産を移行する目的で実施された。
セキュリティ責任者のPhillip Martin氏は今回の施策に対して以下のように語っている。
「先週、我々は第3世代から第4世代のコールドストレージへ、約50億ドル(12月7日の週の相場で換算)の仮想通貨の移動を完了させました。我々が知る限り、これまでに実施された中で最大の仮想通貨の移動です」
監査に基づき4ヶ月前から計画
今回の仮想通貨の移動は世界クラスのガバナンスと監査のもと、4ヶ月前から検討されたうえで実施された。5000億円相当の仮想通貨を一気に移動させてしまうと、超大口の売りだと誤解され相場の乱高下を誘引するリスクがある。
コインベースはこれらの市場の混乱を最小限に抑えるため、「コインベースのサポートする全てブロックチェーンの動きが発生するメンテナンスを予定しています」と言った旨のブログを投稿するなどして予防策を講じてきた。
仮想通貨の移動は4営業日に渡って実施され、予定通り安全に作業を完了したという。
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