2018年6月にメインネット移行を果たした仮想通貨、EOS(イオス)。安全管理のためにウォレットを導入しようと考えたとき、移行前と移行後の情報が混在している現在の状況は、あまり好ましいとは言えません。
この記事では、EOSに対応しているおすすめウォレットとその登録方法を解説します。EOSの安全管理にぜひ役立ててください。
EOSとはどんな特徴を持った仮想通貨なのか、詳しく知りたい方はこちらの記事を御覧ください。
仮想通貨の『ウォレット』とは
ウォレットとは仮想通貨を保管する場所です。保管する場所は大きく分けて3つ存在します。
- 取引所
- ソフトウェアウォレット
- ハードウォレット
この中で取引所は最もセキュリティが低い場所だと言えます。なぜなら取引所にはハッキングや倒産の可能性があるから。誰から見ても資産が集まっていることがわかりやすい取引所は、ハッキングのリスクがもっとも高い場所。仮想通貨を保管するにあたって、このことはマイナス要素以外の何物でもありません。
仮想通貨を安全に保管するには取引所のようなパブリックな場所ではなく、よりパーソナルな場所であるウォレットを利用する必要があるのです。
EOS対応のウォレット『Infinito Wallet』
Infinito Walletとは、ビットコイン(BTC)などの主要コインをはじめ、ERC20トークン、EOSトークン、NEP-5トークンまで対応する世界初のユニバーサルウォレットです。iOSとAndroidの両方に対応しているため、EOSを管理する上で使い勝手のいいウォレットだと言えるでしょう。
もちろんセキュリティについても折り紙つき。ユーザーのスマートフォンに秘密鍵を保管するクライアント型のウォレットであるため、ハッキングの心配がまずありません。自身のスマートフォンとアプリのパスワードをしっかり管理してさえいれば、安全にEOSを管理することができる優秀なソフトウェアウォレットです。
Infinito Walletの登録方法
まずInfinito Walletをインストールし、アプリを起動します。
ロゴの入った画面が立ち上がりしばらくすると、言語選択の画面へと遷移するので、使いたい言語を選びましょう。
デフォルト言語を選択すると、次に利用規約が表示されます。利用規約同意に関連するラジオボタンの項目が2つ出てくるので、その両方にチェックをいれ、「確認」をタップします。
Infinito Walletでは、用途に応じて3つのタイプのウォレットを作成できます。まずは1番上にある「12個の復元フレーズウォレット」でベースになるウォレットを作成しましょう。
(Infinito WalletでEOSを管理したい場合、2つ目の「秘密鍵ウォレット」からEOSメインアカウントの秘密鍵をインポートする必要があります。)
Infinito Walletでは、パスフレーズからウォレットの復元も可能です。その場合は画像下の「ウォレットをインポートする」を選択してください。この記事では、新規作成時の登録方法を解説するため、「ウォレット新規作成」をタップします。
「ウォレット新規作成」をタップすると、ニモニックによる12のパスフレーズが表示されます。このフレーズは、スマートフォンの紛失や盗難、機種変更などで元の端末を失ってしまったとき、ウォレットを復元するために必要となります。この記事では、スムーズに登録していただけるよう画像を添付していますが、絶対に他言することなく管理しましょう。
次の画面では、さきほどのパスフレーズを確認されます。「復元フレーズの単語を入力してください。」の右にある数字に対応したパスフレーズをさきほどのメモから拾い、入力していきます。
下の画像では、③と①が表示されているので、さきほどの画像から③「bring」と①「spring」をピックアップし、入力します。
ここまでが済むと、Infinito Walletの登録が完了。ダッシュボードが表示されます。
Infinito WalletでEOSを管理する場合には、EOSメインアカウントの登録と、秘密鍵のインポートが必要になるので、合わせて進めておきましょう。
その他のEOS対応ウォレット
EOS専用ウォレット『MEET.ONE』
MEET.ONEは、EOSのブロックプロデューサーによって提供されているEOS専用のスマホウォレットです。メインネット移行後のEOSと言えば、アプリケーションプラットフォームとしても知られていますが、このMEET.ONEは、EOS関連のDAppsもフルサポート。DAppsまで含めてのウォレットを探している場合には、ファーストチョイスとなるでしょう。
こちらも登録にはEOSのメインアカウントが必要。時折アプリ内でEOSメインアカウントを無料で作成できるイベントもおこなっています。
iOS用EOSウォレット『Starteos』
Starteosは、iOS用のEOS対応ウォレット。こちらもEOSのブロックプロデューサーによって提供されているアプリです。最大の特徴は、ウォレット内でEOSのマイニングができる点。ここまでに紹介したウォレットとはまた別の使い方が可能です。
デメリットとしては、日本語化がされていないことと、iOSのみの対応となることが挙げられるでしょう。これらが気にならなければ、利用をおすすめできるEOSウォレットです。
この記事では、メインネット移行後のEOSを保管できる3つのウォレットを紹介しました。
仮想通貨でもっとも注意しておかなければならないリスクは、取引所の倒産とハッキングです。資産運用のために仮想通貨を保有しているのに、それらによって資産がゼロになってしまっては目も当てられません。そのためにウォレットによる保管は必須。話題の通貨EOSを、ウォレットで安全に管理しましょう。
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