米証券取引委員会(SEC)の中でも、仮想通貨推進派として知られるコミッショナーのHester Peirce氏はワシントンDCで開かれた仮想通貨会議で、ビットコインETFの承認が、「数日かかるかもしれないし、数年かかるかもしれない」と、依然不透明だとの見解を示した。
同氏は、ビットコインETFの承認に向けて努力しており、また、他のコミッショナーがデジタル資産に関して前向きになるよう説得をはかっていると語った。しかし、SECの承認には長期間要する可能性があるため、投資家は期待して待つべきではないとの考えを示した。
2018年前半のビットコイン相場は、年内にビットコインETFが承認されるとの期待感を受けた買いに下値が支えられた。しかし、機関投資家を対象としたビットコインETFの申請も、SECは却下。価格操作の可能性に加えて、投資家保護が不十分であることを問題視している。
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