中国系の仮想通貨取引所大手バイナンスのベンチャー部門であるバイナンス・ラボ(Binance Labs)が6日、アルゼンチン工業生産・労働省と連携して今後4年間アルゼンチンのブロックチェーン・プロジェクトに出資すると同社のブログで発表した。
工業生産・労働省は、政府公認のブロックチェーン・アクセラレータであるファウンダーズ・ラボ(Founders Lab)を介してバイナンス・ラボとラテンアメリカの仮想通貨取引所LatamExにおけるブロックチェーン・プロジェクトに対して年間最大10件に出資。出資額は同省とバイナンスそれぞれから、最大で5万ドル(約560万円)となる。
バイナンス・ラボは3月、ブエノスアイレスで初心者のためのブロックチェーン開発者のための10週間のインキュベーション・プログラムを予定するなどアルゼンチンにおけるブロックチェーン開発に積極的な姿勢。アルゼンチンは不況の影響により、公共交通機関のICカードをビットコインでチャージ可能など以前から仮想通貨決済の導入が進んでいる。
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