三大メガバンクのひとつである三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は、独自のデジタル通貨「コイン（coin）」を今年の後半に実用化する方針を示したことが、一部報道より明らかとなった。
同社は2017年からブロックチェーン技術を利用したデジタル通貨構想を元に実証実験を進めていた。元々は「MUFGコイン」という名前で発表していたが、2018年10月にこのデジタル通貨の名称を「コイン」と改めている。2018年4月には、顔認証と人工知能（AI）技術を使い、レジを介さずに買い物を自動決済する実験を開始した。同実験は、同社内にコンビニエンスストアを模した無人店舗を設置し、米アマゾン・ドット・コムの傘下企業の認識技術を使って「MUFGコイン（当時の名称）」で支払うというものだった。
MUFGコインは、商品の購入だけでなく、利用者がお互いに送金し合うことも可能だ。決済や送金など、既存の金融サービスのコストを削減、かつ効率化し、スピーディにお金のやりとりができるデジタル通貨として動向が注目される。また上のように、IoTを利用した自動決済などの活用の広がりが期待されている。
＜HH＞
三菱UFJ、独自通貨「コイン（coin）」を今年の後半に実用化か【フィスコ・アルトコインニュース】
2019/04/09 14:20
FISCO
