ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

VanEck版「ビットコインETF」延期ではなく却下の可能性も【フィスコ・ビットコインニュース】

2019/05/20 14:36
FISCO

米国における仮想通貨・ブロックチェーン企業に係る規制に詳しいJake Chervinsky弁護士が、米国時間21日と可否判断の期限が間近に迫るVanEck版のビットコインETF(上場投資信託)の現状を解説した。

Chervinsky弁護士は、昨年から米SEC(証券取引委員会)が仮想通貨のETFに関する発表は、複数企業をまとめて行なっていた傾向があったにも関わらず、先週BitWise社の申請のみが先に延期されていたことについて疑問視している。

2019年3月、SECはBitWise社とVanEck社のビットコインETFに関する延期発表を同時に行なっていた。また昨年も、複数企業のETF申請を却下することを発表した際も同時に行なっている。

さらに同氏は、BitWise社とVanEck社の申請時期は5日以内に行われ、可否判断の期限が近いにも関わらず同時に発表が行われなかったのは珍しいケースだと指摘した。

今回、ETF申請の延期発表が同時に行われなかったことを受け、今後2日以内に判断が発表される予定のVanEck社は却下される可能性が大きいかもしれないと予想している。その理由として以下の要因を挙げた。

• 時間をとるメリット
• 好ましくない仮想通貨情勢
• BitWise社の延期発表に記述された疑問点
• 両社のETFにおける違い

Chervinsky弁護士は米国の規制当局であるSECの立場上、大きな前例となり得るビットコインETFを承認する場合は可能な限り多くの時間を費やすことで十分に検討を行ったことを示すことができると説明。

単純に延期を行うのであればBitWise社と行えたはずである上、認可である場合は10月まで判断を遅らせるべきだと踏んでいることから残される選択肢は却下なのではないかと予想している。

また、最近の仮想通貨市場がビットコインを筆頭に大きく乱高下を見せていること、そしてTether社やBitfinex社の親会社に対するニューヨーク州司法長官との騒動も、仮想通貨に対する懸念を再燃していると述べた。

さらにBitWise社の申請判断が先週発表された際、SECの発表には4ページにおよぶ業界関係者などから仮想通貨に関する見解やデータを求める箇所が含まれていた。

このような質問には仮想通貨市場の健全性や市場操作に対する堅牢性、取引所の出来高水増しに関する見解など、業界にとって前向きではない質問が多い。そのため、Chervinsky弁護士はこのような流れは、VanEck社の申請にとっても好ましい状況ではないと説明した。

しかし同時に、単純にVanEck社の発表に時間がかかっただけである可能性もあると指摘。現状では延期されなかった場合、申請が却下される可能性が高いと予想した上で、以下のような割合だと独自の持論を展開した。

SECの発表に関する確率
延期:75%
却下:24.9%
認可:0.1%

仮に米時間月曜日以降に延期が発表された場合、次回の可否判断の期限は、8月19日以降となる。

価格への影響
またChervinsky弁護士がこのような持論を公開した数時間後、ビットコイン価格は90万円を突破した直後に下落して現在は87万円まで下落している。

仮想通貨市場は中長期的にはトレンド転換を果たし、上昇相場に突入していると認識され始めているが、短期的には米規制の専門性に定評のある同氏がVanEck社のビットコインETFに対して悲観的な予想を述べたことが、下落要因となった可能性もある。

何れにせよ、今後2日以内にVanEck社のビットコインETFに関する発表は行われる予定である為、米SECからの動向を注視しながら相場を伺っていきたいところだ。

(記事提供:コインポスト)
CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。

<SI>

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW24/11/21 (木) 20:25

止まらないビットコインの価格上昇、10万ドルが目前に迫る

11月21日、ビットコイン価格は97,500ドルで推移しており、過去24時間で4.4%上昇しました。仮想通貨市場全体の時価総額は約3.32兆ドルであり、ビットコインの占有率は58%となっています。昨日20日、米国で提[&...

NEW24/11/21 (木) 19:10

SEC、フランクリン・テンプルトン暗号資産ETFへの審査を延期

米国証券取引委員会(SEC)は、フランクリン・テンプルトンが申請した暗号資産インデックスETF(ビットコインとイーサリアムへのエクスポージャーを提供)の審査期間を延長し、最終判断を2025年1月6日まで延期しました。フ[...

NEW24/11/21 (木) 18:37

インド中央銀行、中央銀行デジタル通貨の全国展開に慎重な方針

インド準備銀行(RBI)は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)「e-ルピー」の全国展開について慎重な姿勢を示していることが、Bloombergの報道により明らかになりました。金融の安定性を最優先に、長期的な影響を評価するた...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW24/11/21 (木) 14:00

ビットコイン9万5000ドル、自公民3党合意、国民民主は分離課税要求

昨日のBTC相場は続伸。朝方9万4000ドル(約1455万円)にワンタッチ、その後9万1000ドル台に値を下げたが、今朝未明にかけて9万5000ドルに肉薄、朝方の再トライで9万5000ドルにワンタッチした。

NEW24/11/21 (木) 09:01

2024年11月21日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

11月21日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはDEP Coin、下落率トップのはHedera Hashgraphでした。なお、過去7日間において、 DEP Coin が +221.32%と大きく上昇。

24/11/20 (水) 09:01

2024年11月20日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

11月20日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはSymbol、下落率トップのはDEP Coinでした。なお、過去7日間において、 Hedera Hashgraph が +109.05%と大きく上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

関連通貨

通貨名 価格 24H変動比
BTC/JPY 15,051,237 +479,074 (3.29%)
ETH/BTC 0.03416 +0.00123 (3.74%)
BTC/USDT 97,194.01 +3,538.01 (3.78%)

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能