米証券取引委員会SECは、Bitwise社のビットコインETFの申請を「非承認」したことがわかった。最後の単一指数に連動するビットコインETFの申請が非承認となったことで、現時点での希望が絶たれた格好だ。
Bitwiseのリサーチ部門のトップ Matt Hougan氏は今月はじめにも、申請するビットコインETFが最も承認に近い状態にあると語っていたが、実現には至らなかった。
非承認理由はこれまで延期をかけていた理由と同様、「市場捜査のリスクなどの不法行為を防止する面で、法的水準を満たしていない」点があがった。この防止方策の欠如に関してSECは、Bitwise社だけでなく、上場を計画する取引所NYSE Arcaに対しても指摘したという。
最有力とされていたVanEck社が9月にビットコインETFの申請を取り下げ、Bitwiseが今回「非承認」となったことで、米SECが審査する単一指数に連動するビットコインETF申請はすべて終了した格好だ。(Wilshire Phoenixのバスケット型ETFはまだ審査中)
Wilshire Phoenix社のビットコインETFは、これまでの単一指数に連動するものとは異なり米国債を含めたバスケット型ETFで、先日よりSECが審査を開始している。
(記事提供:コインポスト)
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