フィスコ仮想通貨取引所は、運営する仮想通貨取引ZaifでNEMのアップデート版である『Catapult トークン』の対応方針について公式サイトで発表した。
アップデート当日のXEMの保有残高に応じて、Zaif利用者アカウントに対して同数量の『Catapult トークン』の付与を受ける権利が発生する。
『Catapult トークン』は2020年1Qにアップデート予定
『Catapult トークン』付与を受ける権利が発生する日時に関して詳細なスケジュールは発表されていない。2020年1Qに実施されるNEMのアップデートに伴ってZaifでも権利発行の対応が進むものと思われる。
NEMのアップデートによって、NEMのブロックチェーンは既存のNEMチェーンと、アップデート版であるCatapultチェーンの2つが運用される。現行のNEMとアップデート版のNEMには互換性が無く、一気にブロックチェーンを移行することが難しいためにこのような対応がとられる。
また、一般的なハードフォークとは異なり、『Catapult トークン』への移行は「オプトイン」方式が採用される。つまり、既存のXEMを保有しているだけでは『Catapult トークン』が自動的に付与されることはなく、『Catapult トークン』をユーザーが承諾することで同数量のトークンを受け取れる。
Zaifは今回の対応で、Zaifで保有しているXEMに関してはユーザーが個別に手続きすることなく自動的に『Catapult トークン』を付与する対応をとると推測される。
『Catapult トークン』の上場予定は未定
既存のNEMと『Catapult トークン』は異なる通貨として扱われるため、売買するには『Catapult トークン』が取引所に上場される必要がある。
ZaifはXEMを保有する利用者に『Catapult トークン』を付与する対応を発表したものの、Zaifにて『Catapult トークン』を上場するか否かについては言及していない。
NEM財団・ネムスタジオ・ネムベンチャーズ・テックビューロによって構成されている『Catapultマイグレーション委員会』は、上場について「すでに多くの取引所へコンタクトしている」と述べている。
既存のNEMの上場廃止については「既存のNEMの出来高が大幅に減少しない限り、上場廃止する理由はないと考えている」と回答しており、当面は上場廃止する意図はないことを明らかにしている。
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