ブロックチェーンの教育およびコンサルティングを手がけるTARTは5日、漫画クラウドファンディング、電子書籍配信代行、漫画アプリなどを手がけるナンバーナインと連携し、ブロックチェーン技術を活用したマンガ家応援プラットフォーム「CANDL」の実証実験を開始したと発表した。
同社が提供する「CANDL」では、マンガオーナーの権利を売買することができ、ファンは出品されている権利を購入することでマンガ家を支援することができるという。権利の流動性を生み出すことができるブロックチェーン技術を使うことによって、『今まで商品になっていなかった「権利」を販売可能』にし、『マンガ家は権利の販売益を得ることができ、ファンは直接的な支援が可能になる』としている。
「CANDL」で販売するマンガオーナーの権利を購入すると、「1.限定のデジタルイラストがもらえる」、「2. イラストのデジタル所有権がもらえる」、「3. マンガの売上の一部がもらえる」という特典が付き、さらにこの権利はブロックチェーンの仕組みを利用しているため、権利購入後に売却することも可能であると伝えている。
CANDLの事業は、経済産業省の平成30年度補正予算「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金（J-LOD）」に採択されている。同省は2019年7月、ブロックチェーン技術を活用したコンテンツの流通に関するシステムの開発・実証に関して、審査の結果、11件の事業者に対して補助金の採択を決定したと発表。採択事業者のひとつにTARTがあり、「ブロックチェーンを用いた電子書籍の売買に関するプラットフォーム事業」として採択されている。
＜HH＞
TART、ブロックチェーンを活用したマンガ家応援プラットフォームの実証実験開始【フィスコ・ビットコインニュース】
2019/11/05 15:08
FISCO
