リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOは旧xRapidに変わって導入が進んでいるODL(On Demand Liquidity)について、10兆ドルと言われている市場のうち2兆ドルを目指していることを明らかにしました。
SWIFTはもう時代遅れ!?
ガーリングハウスCEOによると、ODLは従来のコレルス銀行システムは、送金市場では時代遅れになりつつあると指摘し、これに変取って代わるものとしてXRPを利用したODLを設計したと説明しました。
現在、ノストロアカウントで保有している10兆ドルを9〜8兆ドルまで減らすことが可能としています。
コルレス銀行に留まる資金を減らすことができれば、世界経済の効率性を改善できるとしています。
コルレス銀行とは、従来の国際送金ネットワークであるSWIFTにおいて、送金銀行と受け取り銀行をつなぐ仲介の役割を果たしている銀行のことです。
急速に普及しているODL
ODLをすでに利用している米大手送金企業マネーグラムは、全ての送金高10%を占める米ドルとメキシコペソの送金をODLと介して行っているとのことです。
最近の動きでは、オーストラリアとタイの2カ国もODL導入の対象となっているほか、イギリスの決済企業TransferGoがODLを新たに導入し、主要顧客のインド人向けに英ポンドからルピーへのスムーズな国際送金サービスを提供するとしています。
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