マレーシアに拠点をもつブロックチェーン企業のBancoorは、ベトナムで開催されたブロックチェーンイベント「CRYPTO TRENDS 2020」にて、トレーディングカードなどリアルな「物」と「NFT(代替不可能トークン)」をイーサリアムのブロックチェーンを活用し紐付ける技術『ブロックチェーンカード』を開発したことを発表した。
トレカやアートなどの所有権・著作権証明に
ブロックチェーンカードは物とNFTを紐付けて所有権を証明する。具体的には、物に記載されたQRコードを専用のスキャンアプリで読み取ることで、所有権を取得する。
所有権を取得すると、情報がブロックチェーンに書き込まれ偽造、複製は不可能になる。
ブロックチェーンカードはトレーディングカードやイベントチケットといった不正転売が頻発している領域に加えて、アートや写真作品の真贋鑑定にも用いられる予定だ。
Bancoorは『HB Wallet』などを開発
ブロックチェーンカードを開発したBancoorはブロックチェーンやスマートコントラクトを用いたアプリケーションを開発しており、2018年度にはカルフォルニアのIT情報誌『APAC CIO Outlook Magazine』にて、2ブロックチェーン関連企業トップ10に選出されている。
主なプロダクトとして、イーサリアムブロックチェーンで作成されたトークンを保存できるウォレット『HB Wallet』を開発している。世界で25万ダウンロードされており、チャットや投げ銭、他アプリとの連携など、多機能が特徴だ。
1月には中国で開かれた8btc及びTokenInsight主催のブロックチェーンアワード『Blockchain Insight 2019』にて「最も価値のあるウォレット(most valuable wallets)」の第2位に選出されている。
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