2016年9月にICOを実施し、約5.7億を調達していたFirstBloodがCosmos SDKとTendermintを利用した独自チェーンDawnへと移行することを発表しました。
今回の独自チェーンへの移行に関して、FirstBloodのCEOであるJoe Zhou氏は、2018年末までに、EthereumのハッシュレートがICO実施当時よりも10000%以上も上昇しており、ネットワークの混雑を頻繁に引き起こし、トランザクションの問題が度々発生しており、
これらが解決するのは、 EthereumがVer.2.0へとアップグレードするまで待たなければならず、最終的にキラーdAppsを構築できる解決策として見つけられたのがTendermintであると述べています。
今回新しくCosmosのTendermint上で構築されたブロックチェーンであるDawnは、ゲームプレイヤーがトーナメントに参加してDAWNを報酬として獲得できる用になっています。このDAWNトークンはStakingとガバナンスメカニズムとして活用されます。
また、DawnはCosmos SDKとTendermintコンセンサスプロトコルを使用することで、Ethereumのメインネットへのブリッジも備えています。これにより、Ethereum上のステーブルコインもDawnブロックチェーン上で利用することができるようになります。
FirstBloodのように、Cosmos SDKやTendermintを利用した独自チェーンへの移行はAragonなども挙げられます。これは、Cosmosが元々Ethermintと呼ばれるEthereumのデータを移植しながら、コンセンサスアルゴリズムにはCosmosと同じTendermintを使う仕組みが考案されていたことより、Cosmos SDKを選択したことが想像できます。
今後も、このようにCosmos SDKを利用した独自チェーン移行は増えていくかもしれません。
記事ソース : FirstBlood Medium
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