ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

日銀、ブロックチェーンのスケーラビリティ問題への対応に関する論文を公表【フィスコ・ビットコインニュース】

2020/01/21 14:39
FISCO

日本銀行は17日、『ブロックチェーン技術のスケーラビリティ問題への対応』と題する論文を公開した。同論文では、ブロックチェーンのスケーラビリティ問題(取引処理能力向上に関する技術的な問題)について、概要とこれまで実施された主な対応、現在検討が進められている主な取り組みをまとめている。

同資料ではまず、参加者が自由にネットワークに加わることのできるパブリック型ブロックチェーンについて、『特定の管理者や参加者間の信用に依存することのない分権的な枠組みや、障害耐性、悪意を持った参加者による改竄耐性などがメリットと考えられている』と伝えている。一方で、デメリットについて『パブリック型は処理性能の拡張性が乏しく、暗号資産取引においては処理遅延が生じるようになった』ことを挙げ、この処理能力拡張の難しさがスケーラビリティ問題と呼ばれると言及している。

スケーラビリティ問題の当初の対応としては、『ブロック容量とブロック生成間隔に関する制約を緩和することで、処理能力を高める手法が用いられた』が、『ブロックチェーンの分裂や分権構造の後退といった問題が発生し、処理能力を柔軟に拡張させることは難しかった』と指摘。このため、近年では、『一定の分権構造を確保しつつ、スケーラビリティの改善を図る手法が提案されている』と述べている。

具体的な対応として、(1)ブロック容量の拡大、(2)ブロック生成間隔の短縮を挙げており、この2つはいずれも『既存のブロックチェーンにおける仕様変更を通じて処理能力の向上を図る取り組みであり、オンチェーン・スケーリングなどと呼ばれている』と説明している。

ただし、オンチェーン・スケーリングには、『ブロックチェーンの分裂や拡張性の乏しさといった課題があるため、関係者の間ではこれらに代わる新たな手法を模索する動きが続いている』としており、現在検討が進められている取り組みとして、(1)オフチェーン・スケーリング(ブロックチェーンの外に一部取引を移管する手法)、(2)サイドチェーン・スケーリング(既存のブロックチェーンから新たに構築したブロックチェーンに資産を移管し取引を処理する手法)、(3)シャーディング(検証対象取引とノードを複数のグループに分割し検証作業を分担する手法)を紹介している。

最後に、日本銀行は『決済システムの安全性と効率性を改善していくために、新しい技術の動向やこれが決済手段に与える影響等について十分に把握しておく必要がある』と指摘し、『欧州中央銀行との間で、分散型台帳技術に関する共同調査(「Project Stella」)に取り組んでいるのも、その一例である』と述べている。今後も、『新技術の動向や影響等について積極的に調査を行っていく』との方針を明らかにしている。


<HH>

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW25/07/04 (金) 17:15

Instagramの「いいね」が資産になる時代、新星プロジェクト「Cygnus」がステーブルコインと共に切り拓く未来とは?

「普段何気なく使っているInstagramの『いいね』やコメントが、お金のような価値を持つようになったら?」まるで夢のような話ですがこれを実現しようとしている新しい暗号資産プロジェクト「Cygnus」が今、注目を集めて[...

NEW25/07/04 (金) 17:15

【今日の暗号資産ニュース】米金融政策による強気相場予測が話題、BTC ETFが急成長を記録

7月4日、ビットコイン(BTC)の価格は108,900ドル前後で推移しており、イーサリアム(ETH)は約2,560ドル、ソラナ(SOL)は約152ドルで取引されています。世界の暗号資産時価総額は3.44兆ドルで、ビットコ...

NEW25/07/04 (金) 17:15

IMF対パキスタン、ビットコインマイニング巡り国家戦略が激突

国際通貨基金(IMF)は、パキスタンが提案したビットコインマイニング事業向けの電力料金優遇策に対し期間を当初の6ヶ月から3ヶ月に短縮する形でのみ承認しました。IMFは市場への影響を懸念していますがパキスタンは国家戦略とし...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW25/07/04 (金) 09:01

2025年7月4日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

7月4日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはVeChainThor、下落率トップのはBitcoin Cashでした。なお、過去7日間において、 Boba Network が +15.80%の上昇。

25/07/03 (木) 09:01

2025年7月3日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

7月3日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはVeChainThor、下落率トップのはMatic Networkでした。なお、過去7日間において、 VeChainThor が +10.80%の上昇。

25/07/02 (水) 09:01

2025年7月2日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

7月2日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはAlgorandでした。なお、過去7日間において、 Bitcoin Cash が +9.34%の上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能