日本の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが、新たに仮想通貨クアンタム(QTUM)の取り扱いを開始することを25日に発表した。取り扱い開始時期などはまだ発表されていない。
コインチェックは元々、国内では取り扱い仮想通貨数が最も多く、取引量も多い人気の仮想通貨取引所だった。2018年1月、コインチェックに不正アクセスがあり、およそ5億2300万XEM(当時約5億ドル)が盗難される事件が起こった後で金融庁の業務改善命令などを受けて2018年4月には大手証券会社MonexGroup<0992>の完全子会社となった。
2018年4月以降に経営体制を変更して取引業務を再開してからも、金融庁監督の下で可能な限り多くの仮想通貨を取り扱うという方針は変わらず、現在ではビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)などの主要通貨の他に、ファクトム(FCT)、リスク(LSK)など11種類の仮想通貨を取り扱う。コインチェックが昨年5月に日本発祥の仮想通貨モナコイン(MONA)の取り扱いを開始した直後には、MONA価格が高騰した。
QTUMは日本発のコインではないため、同取引所がQTUMの取り扱いを開始することが価格にどの程度影響するかは不明ではあるが、取り扱いが開始されれば、日本の個人投資家にとってQTUMが取引しやすくなる。
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