LINEおよびLINEの仮想通貨やブロックチェーン関連事業を展開するLVCは、日本を除くグローバル対応の仮想通貨取引所『BITFRONT(ビットフロント)』の運営を開始した。LVCの子会社であるLVC USA Inc.が運営主体となる。
『BITBOX』を『BITFRONT』に移行
LVCはこれまで、日米を除くグローバルで展開する仮想通貨取引所として『BITBOX(ビットボックス)』を運営してきたが、米国での展開を機にBITFRONTへ移行しリニューアルする形となる。
BITFRONTは米国でも利用できるようになる他、銀行口座の連携を条件に米ドルを利用した仮想通貨の取引にも対応する。また、他の取引所やオーダーブックと連携することで呼値スプレッドを縮小することも明らかになっている。
BITFRONTではLINEの独自通貨『LINK(リンク)』の他に、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、テザーの5つの主要通貨の取引を15の言語で行うことができる。
日本国内では『BITMAX』を展開
LINEは2019年9月より、日本国内向けの仮想通貨取引所として『BITMAX(ビットマックス)』を開設している。
日本で仮想通貨取引所を運営するために金融庁の定める仮想通貨交換業者登録を済ませている。日本国内でも独自通貨LINKを取り扱うために日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)の規定をクリアする必要があるが、1月にはLINKをBITMAXで取り扱うことを発表している。
これでLINEは仮想通貨の流通量が多い日本と米国で独自通貨への対応を済ませたため、LINEが構築する経済圏『LINE Token Economy』の構想を実現するための大きなハードルを超えたことになる。
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