Jay-Z、デイモン・ダッシュ、カリーム・バークによって1995年に設立されたRoc-A-Fella Recordsは、NFTを巡って共同設立者の1人を訴えています。
ことの始まりは、デイモン・ダッシュがJay-Zのアルバムである 『Reasonable Doubt』の関連したNFTを販売したとこが問題となっています。先週、連邦裁判所に提出された訴訟は、デイモン・ダッシュがJay-Zのデビュー・アルバム「Reasonable Doubt」に結びついたNFTをSuperFarmで販売する計画を立てていたと主張しています。
『Reasonable Doubt』は1996年にリリースされ、批判的かつ商業的に成功を収めたアルバムです。このアルバムでJay-Zの知名度は上がりました。この大事なアルバムをRoc-A-Fella Recordsの共同設立者であるデイモン・ダッシュが、Jay-Zの許可なしにNFT販売しようとしてたようです。
Roc-A-Fella Recordsは、1995年にJay-Z、デイモン・ダッシュ、カリーム・バークの3人で設立しました。3人が共同設立者であることから、会社の所有は1/3となっています。
デイモン・ダッシュは『Reasonable Doubt』を含む、Roc-A-Fella Recordsの楽曲に対して個人的には権利を持っていないことになるので、所有していないものは売ることはできないと言われています。
今回のSuperFarmでのNFT販売は、Jay-Zの訴訟により中止になりましたが、デイモン・ダッシュは他のNFT販売場所を探しているようです。
Roc-A-Fella Recordsの訴状には、こちらのリンクから読めますので興味がある方はご覧ください。
Roc-A-Fella Dame Dash Complaint
NFTは、事務所やレーベル内の人間であればデータを取得し誰でも発行することができてしまいます。そして、ミントして万が一勝手に流通をしてしまったら、止めることは難しくなります。
今回の件は流通前にストップしたので、消費者が被害を受けることはありませんでしたが、今後このような勝手な行動に出る人物が出てくるとアーティストたちは困ってしまい、取り返しのつかないことになる可能性も考えられます。
トップアーティストたちのNFTリリースが、Nifrty Gatewayに偏っていることはこのような事態を回避するため思える一件でした。また消費者の方々は、偽物やアーティストが認めてないNFT購入にも気をつけてください。
記事ソース:Decrypto
画像:shutterstock
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