株式会社ミクシィは5日、Dapper Labs Inc.と業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。日本市場において、Dapper Labs社が提供するブロックチェーン「Flow」を活用した新規事業創出を目指すようだ。
「Flow」を生み出したDapper Labs社がブロックチェーン技術や運営ノウハウ、開発支援等を行い、ミクシィが得意とするエンターテインメントやスポーツ領域で事業開発を生かして新規事業を創出するという。日本においても多くの人に楽しんでもらえるNFT(非代替性トークン)サービスを提供できると考え、業務提携に関する基本合意書の締結に至ったという。
株式会社ミクシィの代表取締役社長である木村氏は、「Flowを活用することで、日本での新たなスポーツの楽しみ方や財源として、また様々なエンタメコンテンツのデジタルアセット化を通して日本のNFT市場を大きく賑わせたいと考えている。」と述べた。
同社は、「mixi」や「モンスターストライク」など、友人や家族といった親しい人と一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供してきた。また、共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」を開始し、最新のテクノロジーを駆使したエンターテインメントやスポーツ領域での事業成長に注力している。
Dapper Labsはカナダのスタートアップ企業でブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」や「NBA Top Shot」を手掛けている。今年の夏、Dapperのユーザーは週に50万から100万件の取引を行い、NBA Top Shotは2020年9月の発売以来、1年で約7億ドルの販売量を達成した。また、「Flow」は、開発者がNFTを含む消費者向けのアプリケーションを簡単に構築できるよう設計されており、誰もが開発できるオープンソースのプラットフォームとなっている。
直近ではメタバース銘柄が暗号資産業界を盛り上げているが、DefiやNFT事業など、国内企業の動向に引き続き注目が集まりそうだ。
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