米Bitwise Asset Managementは11日、先物に連動するビットコインETF(上場投資信託)の申請を取り下げたと明らかにした。
Matt Hougan CIOは自身のツイッターで、SEC(米国証券取引委員会)が複数のビットコイン先物ETFを承認したことを評価したうえで、「先物ETFにおけるコンタンゴ(先の限月の先物ほど価格が高い状態)が投資家に年間5~10%のコストを被らせることになる。」と取り下げの理由を語った。また、先物ベースのETFが悪いということではないが、BITOやBTFは思慮深いバージョンであるとも言及した。
そのほか、Hougan氏は、最終的に多くの投資家はビットコイン現物ETFの承認を望んでいるだろう、と述べた。ビットワイズの現物に連動するビットコインETFの申請は維持しており、ビットコイン現物ETFの承認を追求し続け、投資家が暗号資産(仮想通貨)の素晴らしい機会にアクセスできるように他の方法も探していくようだ。
米国で初のビットコイン先物ETFが承認されたことは、暗号市産業界にとってポジティブに捉えられたが、依然としてビットコインの現物と連動するETFは承認されていない。引き続き、同社や様々な企業が申請しているビットコイン現物ベースのETFが承認されるかに注目が集まっていくだろう。
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