ハンバーガーチェーンのShake Shackは4日、ブロック(旧スクエア)が提供するデジタルウォレットであるキャッシュアップを通じて商品を購入した顧客に、ビットコインによる報酬を提供すると報じられた。
Cash AppのデビットカードであるCash Cardで購入し、リワードプログラムであるCash Boost経由で購入すると、購入額の15%がビットコインで還元されるようだ。同キャンペーンは3月中旬までで、アプリ内の「Cash Boost」プログラムでキャンペーンを検索することで利用できるようになるという。
CMOのJay Livingston氏はThe Wall Street Journalに対して、同プロモーションは若い顧客を引き付け、ビジネスによる暗号資産(仮想通貨)決済の幅広い採用に向けての実験的なものである、と述べたという。また、暗号資産が同社の顧客に支持されているかどうかも確認する。
飲食店でも暗号資産の活用が検討されている。Shake Shackだけではなく、2021年11月にはRobinhoodとバーガーキングが提携して顧客が5ドルを使うたびに1Dogecoinをプレゼントするキャンペーンを実施し、マクドナルドも本物もNFT(非代替性トークン)を発行している。
キャッシュアップを運営するブロックは、ジャック・ドーシーCEOのリーダーシップのもとでビットコインの活用を推進してきた。スパイラルブランド(旧スクエアクリプト)は、ビットコインとライトニングネットワークのソフトウェア開発者キットを提供するほか、同社ではビットコインベースの分散型取引所の構築にも取り組んでいる。今後も飲食店での暗号資産決済の実験、ブロックの動向には注目が集まりそうだ。
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