ブロックチェーンゲームのDAO(自律分散型組織)型コミュニティを提供する株式会社ForNは24日、世界最大のブロックチェーンゲームギルドである「Yield Guild Games (YGG)」と提携すると発表した。
今回の提携を通して、「YGG Japan」の国内運営を行う。日本のIPを使用したゲームやオリジナルのブロックチェーンゲームを全世界のユーザーへ届けるための環境を提供するという。ブロックチェーンゲームを楽しむには、ゲームコミュニティであるギルドが欠かせないため、より多くのギルドが生まれるように、スカラーシップ体制の強化、ギルド運営ツール、ゲームに関する各種インセンティブプログラムを通じて、ギルドネットワークを拡大する。
今回調達した資金で、国内外で人気の高いブロックチェーンゲームのNFT(非代替性トークン)やトークンに出資する。スカラーシップを通じてユーザーに利用してもらいながら、多くの日本ゲームユーザーにブロックチェーンゲームの素晴らしさを体験できる環境を提供するという。そのほか、国内ユーザーやギルドに対するコミュニケーションツールの開発、海外ゲームのカルチャライズ、国内ゲームへの投資、マーケティング費等にも充当する。
スカラーシップとは、スカラー(サブアカウントでゲームをプレイしてくれる人)がゲームを始めるのにかかる初期費用を支払い、スカラーが稼いだ報酬を分配するシステムである。1人でゲームをプレイするよりも、スカラーシップでスカラーを雇って収益を稼ぐことができる。
YGGは、ブロックチェーンゲームで利益を生み出すNFTを提供する世界最大のDAO型ゲーミングギルドで、24カ国以上で10万人以上のプレイヤーと2万人以上のスカラーを抱えている。既にa16z、BITKRAFT、Infinity Ventures Crypto(IVC)、その他の著名な投資家から資金調達を行い、2021年のパブリックトークンセールでは、1250万ドルを調達した。
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