ステーブルコインUSTの準備金を構築する非営利団体Luna Foundation Guard(LFG)は、USTの準備金を増強するためにAvalanche foundationから1億ドル相当のAVAXトークンを購入すると発表した。
LFGは6日にもUSTの準備金を増強するために2.3億ドル相当のビットコインを購入していたが、LFGが他の暗号資産を購入するのは今回が初めてとなった。
LFGはTerra基盤のUSTのペグを維持するために今年の2月に10億ドルを調達し、そのお金をビットコインに替えて準備金として採用している。その後、3月末にビットコインの購入を実施していた。Terraの開発を主導するTerraform Labs社のDo Kwon共同創設者は、今後も準備金を30億ドル、長期的には100億ドルまで増加させる計画を表明している。
USTは、時価総額2兆円を超えておりステーブルコインのなかで4番目に時価総額が大きいコインとなっている。USTは、アルゴリズミックステーブルコインと呼ばれており、スマートコントラクトチェーンのTerraのネイティブトークンLUNAの流動性を担保に発行されている。誰かがUSTを生成する場合、それと等価なLUNAがバーンされることになっており、逆の場合はUSTがバーンされてLUNAが生成される。つまり、ステーブルコインの価格が下落した場合、1ドル以下でUSTを購入しても、1USTは1ドル相当のLUNAに交換できる仕組みとなっている。
LFGは、「AVAXをBTCに次ぐ2番目の主要なレイヤー1暗号資産としてUST準備金の一部として歓迎する 」とツイートしている。
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