ブロックチェーンロック出資～IoTとスマートロックでのビジネス展開を目指す ～

TISインテックグループのTIS株式会社は、ベンチャー企業への投資を行う「コーポレートベンチャーキャピタル」から、ブロックチェーン技術を用いたシェアリングサービス提供のスタートアップ企業であるブロックチェーンロックに出資をした。
ブロックチェーンロックは、スタートアップ企業で、幅広い価値移転ビジネスのインフラとなることを目的に、日本初の「トークンエコノミー」を導入した本格的な商用ブロックチェーン「BCLチェーン」の導入と普及を目指して、2018年3月に設立され新興企業である。
スマートロックとスマートコントラクトの組み合わせをBCLエコシステムの最初のユースケースとし、「宅配ボックス」「コインランドリー」などの価値移転ビジネスを推進していく。以後、「BCLチェーン」が価値移転ビジネスの商用ブロックチェーンサービスのインフラとしての普及を目指す。
内閣府の経済社会総合研究所の「報告」によれば、日本の2016年のシェアリング・エコノミーの生産額は5000億円規模で、国内労働人口の減少、働き方の多様化、価値観の多様化などで、シェアリング・エコノミー市場の拡大が見込まれている。
シェアリング・エコノミーでは、住宅やオフィス、店舗、街中などで「スペース」「移動手段」「モノ」の共有が進み、資産共有のツール・技術として、IoTやスマートロックの活用ニーズが拡大するはずである。

そこでTISは、拡大するIoTやスマートロック市場に向けたITサービスの提供を加速するために、ブロックチェーンロックへの出資を決定した。

■「BCLチェーン」の活用

TISは、ブロックチェーンロックが独自に開発する「デバイス間の支払いとスマートコントラクトの実行を確実にかつセキュアに実行する『BCLチェーン』をベースに構築されるシェアリングサービス基盤」と、TISが培ってきた「システム開発と保守運用の経験」を組み合わせ、ゆーざーの既存業務のデジタル化や新規ビジネスの創発を推進していく。
具体的な分野は、「民泊」をはじめ「店舗管理」「ビル管理・スマートシティ」「介護」で、「BCLチェーン」を活用したスマートロックやシェリング・エコノミーの実現と、ブロックチェーンロックが発行する「BCLトークン」を使ったサービスの提供を目指す。
また、提供するサービスの決済機能は、TISの決済ソリューション「PAYCIERGE」の決済サービス・ソリューション(QRコードモバイル決済や、BCLトークンを用いたIoT決済)と連携する予定だ。



【ニュース提供・エムトレ】




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