クシム<2345.T>が物色人気化、カイ気配スタートで一時29円高の643円まで上値を伸ばした。600円近辺に位置する25日移動平均線を足場にもみ合い上放れの兆しをみせている。ブロックチェーン技術領域に経営資源を注ぎ、M&A戦略なども駆使して同分野の深耕を図っている。同社の連結子会社チューリンガムがアドバイザリー業務を担うスケブコインが、出来高世界2位の暗号資産交換所OKXへの上場を決定したことを5日取引終了後に発表しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。需給面では信用買い残が増勢基調でやや重荷となっているが、下値では買いが厚く当面は8月25日ザラ場につけた戻り高値695円奪回を意識する展開にある。
出所:MINKABU PRESS