USDCを手掛けるCircle社が、現在ポルトガルで開催中の「Solana Breakpoint」にて、ユーロペッグ型ステーブルコインEUROCを2023年前半にSolanaに展開することを発表しました。
1/ On stage at #SolanaBreakpoint we announced the expansion of native support for Euro Coin and developer access to our Cross-Chain Transfer Protocol on @Solana in the first half of 2023. https://t.co/j8NVLG9nsi
— Circle (@circle) November 6, 2022
現在EthereumでサポートされているEUROCは、Cicle社が現在手がけているクロスチェーン転送プロトコルを介してSolanaに対応予定としています。
大手取引所FTXは、ローンチ時には入金・引き出し・取引のサポートを予定。RaydiumやSolendといったSolanaの主要DeFiプロジェクトもEUROCを取り扱う意向を示しています。
Solana Labsの決済責任者Shere氏は今回の発表に関して下記コメントを残しました。
- “「Euro CoinがSolanaで利用可能になることで、インスタントFXの新しいユースケースが解放され、新しいベース通貨でトレーダーにオプション性を提供し、Euro Coinの貸し借りが可能になり、Solana Payの決済通貨としてUSDCと並んで利用可能になります。 Solanaのようなほぼ即時決済が可能な高速で効率的なチェーン上のEuro Coinなどのステーブルコインは、銀行やフィンテックの未来となるでしょう。 – 引用元:Circle」”
先日、大手仮想通貨取引所のBinanceは、ステーブルコインのBUSDへの統合を発表し、USDC、USDP、TUSDの3つのステーブルコインを自動でBUSDへ変換する仕組みを導入しました。
上記施策について、Circle社CEOのジェレミー・アレイル氏は「USDCのユーティリティが増えるだけ」と発言。直近の時価総額をみると、USDCとBUSDは反対の方向に推移していることが分かります。
現在、EUでは各国の法律を超えて適用される仮想通貨規制法案「MiCA」の制定が進められており、その中で「ステーブルコインの準備金要件」が定められる予定です。今後、Circle社が手掛けるEUROCの動向に注目が集まります。
【ユーロ連動型】ステーブルコイン$EUROCとは?発行企業Circleも解説
記事ソース:Circle
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