$BUSDの運営に携わるPaxos Trust Company(以下:Paxos)が、Binance(バイナンス)との関係を解消することが分かりました。
PaxosのCEOを務めるCharles Cascarilla氏は社内メールで、”市場は進化しており、Binanceとの関係はもはや我々の現在の戦略的優先順位と一致しない “と説明。
また、今回のバイナンスとの協力関係の解消は、先日ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)から出された新規BUSDの発行停止指示とは関係がないとしています。
証券取引委員会(SEC)が投資家保護法違反の観点でPaxos社に対して執行措置を取る可能性を示す書簡(Wells Notice)を発行するなどの動きを見せているなか、Paxosはライセンス取得に向けてSECと協議を進めているとしています。
関連:SEC、バイナンスUSD($BUSD)手掛けるPaxos社に警告か
$BUSDは、昨年9月に$USDC、$USDP、$TUSDの3種類のステーブルコインを自動で$BUSDへ変換する仕組みを導入したバイナンスのエコシステムで主に利用されるステーブルコイン。
SECがPaxos社に警告を発した2月13日時点では、$BUSDの時価総額は約2.1兆円だったのに対して、記事執筆時の時価総額は*1.67兆円となっています。*CMC参照
先日、レンディングプロトコルAaveでは「成長の見込みがなく、新しい$BUSDを発行できないことは、ペグ裁定取引の機会と資産ペッグに悪影響を与える可能性がある」として、提供中のV2での$BUSDリザーブの凍結が提案され、可決されています。
The post ステーブルコイン$BUSD運営のPaxos、バイナンスとの関係解消へ appeared first on CRYPTO TIMES