ビットコインの価格パフォーマンスが年初来で+200%以上を記録するなか、長期保有者は一貫してビットコインを保有しています。
上記チャートでは、どれだけの期間ビットコインが移動されなかったが示す数値「Coin Days」の増減が示されており、昨今のCoin Daysの減少(Coin Days Destroyedの増加)は限定的であることが分かります。大手暗号通貨取引所Bitfinexは、上記の動きに関して長期保有者たちがビットコインを手放していないことからビットコイン市場の根底にある強気な姿勢を示しているとしています。
保有者によって移動されたビットコインの量を推定するために使用できる指標(Spent Output Value Bands)でも、1,000 ~ 10,000 BTCを保有する大口による通貨の移動は活発に行われていないことを示しており、Bitfinexはこれを大口投資家がBTCのさらなる成長の可能性を予見している、または将来の経済的不確実性に対するヘッジとしてビットコインを継続して保有していると推測しています。
Large-scale selling liquidity remains low.
“Whales in the 1k~10k range that led the downward trend are still relatively quiet. Entities still exerting selling pressure are in the range of 10 to 100 $BTC..”
by @mignoletkr pic.twitter.com/QZrRlOYVkt— CryptoQuant.com (@cryptoquant_com) November 6, 2023
金やS&P 500、NASDAQとの連動性に関しては、10月中旬以降、金が最も強い相関を示していることがデータから確認されています。これは、ビットコインが価値保存手段としての地位を確立しつつあることを示唆しています。さらに、オンチェーンデータ分析プラットフォームであるglassnodeが公開したレポートによれば、ビットコインの価値は2023年にゴールド建てで93%上昇しています。
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米国の著名投資家であり、120億ドル規模のヘッジファンドDuquesne Capitalの創業者スタンレー・ドラッケンミラー氏は「ビットコインが若い世代で価値の保存手段として認識されているのは明らかで、金と同様にビットコインにはブランドが築かれている」とコメントしています。
ビットコインの長期保有者たちの動きにより、価値の保存手段としてビットコインのブランドが高められていることが分かります。
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記事ソース:Bitfinex
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