ビットコインが1時間で約2,800ドルの大幅な下落を見せました。44,000ドル付近を推移していた同通貨は記事執筆現在約42,000ドル付近の価格をつけています。
データプラットフォームCoinglassのデータによると、直近1時間におけるビットコインロングポジションの清算規模は7,300万ドル(約106億円)に。
ビットコインの下落に伴って他の通貨も価格の下落を見せており、全体のロングポジションの清算は2.6億ドル(約380億円)となっています。
ビットコインは12月4日に価格的節目となる40,000ドルを突破した後、その2日後に44,000ドルを一時的に超えました。
日足ベースで右肩あがりで上昇を続けていたビットコインチャートでは、今回の下落で大きな陰線を見せており今後も激しい値動きが予想されます。
経済指標でネガティブな見通しも
米大手投資企業ARK Investは、先日公開したレポートの中で複数の経済指標において、今後のビットコインの見通しにネガティブな見解を示していました。
同社は、下記4つの指標について言及。
- Gold-to-WTI-Oil Ratio(金/原油比率)
- US Nonfarm Workweek(非ファーム部門の労働週間数)
- New Homes Sold Median Sales Price(新築住宅価格の中央値)
- Fed Funds Futures(フェデラル・ファンド金利先物)
例えば、経済状況の把握に用いられることが多い米国における新築住宅の中央値の観点では、同値が今年10月に前年比-18%を記録しており、これは2008-09年の大金融危機時に記録された15%の低下を上回っていることから、米国における経済状況は悪化しており、リスク資産とみなされるビットコインへの投資は積極的に行われないと予測していました。
ARK Investは、昨今話題の米国における現物型ビットコインETFを申請していることでも知られる企業。
同社CEOのキャッシー・ウッド氏は、長期的な視点ではビットコインにポジティブな見解を持っており、先日行われたインタビューでは、ベースケース(最も可能性が高いと見られるシナリオ)で1 BTC = 600,000~650,000ドルに達すると予測しています。
米投資会社CEO「ビットコインは650,000ドルになる可能性」|ETFに関するSECの変化を指摘
記事ソース:Coinglass
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