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Bloomberg Cryptoの報道によると、Circleが住所変更のための書類を裁判所に提出したことによって、法的拠点をアイルランドから米国に移そうと計画していることが判明しました。
Circle Internet Financial, issuer of crypto’s second-largest stablecoin, plans to shift its legal base to the US from the Republic of Ireland https://t.co/jiTOMiNhXG
— Bloomberg Crypto (@crypto) May 15, 2024
Circleは、ステーブルコイン市場で2番目のシェアを有するUSDCの発行体です。
以前は、コインベースとCircleが共同設立した「Centre Consortium」がUSDCを運営していましたが、多くの規制を受けてCircleが単独で運営を行うことが2023年8月に発表されていました。
現在、CoinMarketCapによると、USDCの時価総額は329億ドルとなっています。
移転により、厳しい税制に直面するも移転理由は未だ不明
今回の米国への移転によって、Circleはより厳しい税制に直面すると見られています。
Circleの拠点はアイルランドにあり、同国の法人税は12.5%となっています。しかしながら、経済協力開発機構(OECD)の税制変更により大手多国籍企業には最低でも15%ほどの課税が課されるようになりました。
厳しい税制を受けることになるにも関わらず、Circleが米国への移転を決定した理由は公式には発表されていません。
一方で、Circleは2023年より米国でのIPO(新規公開株式)が噂されており、実際に今年1月にはIPOの計画を規制当局に提出していました。
米国でのCircleの事業展開に注目が集まります。
情報ソース:Bloomberg Crypto、CoinMarketCap
The post USDC発行体Circle、法的拠点を米国へ移転へ|より厳しい税制に直面か appeared first on CRYPTO TIMES