イーサリアムレイヤー2ネットワークzkSync上の分散型取引所GemSwapの開発元であるGemholicが、ラグプル(資金持ち逃げ)疑惑に直面しています。
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画像引用元:Web Archive
Gemholicは昨年、ZkSyncのスマートコントラクトに921ETH(当時約170万ドル)を誤ってロックしていました。
Gemholicは、ロックされた資金が回収され次第プロジェクトを再開すると明言していましたが、今回の行動は、1年間にわたり投資家に虚偽の約束をした上でのラグプルであると非難されています。
Gemholic資金ロックの背景
2023年4月、Gemholicは921ETHをスマートコントラクトに誤ってロックしていました。zkSyncの開発チームは、資金は無事であり、ロックを解除する解決策を開発したと発表していました。
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画像引用元:Web Archive
Gemholicは、ロックされた資金の回収後にプロジェクトを再開すると明言しており、4月21日にはマーケティングキャンペーンとプロジェクトのプレローンチを開始する旨の投稿をしていました。
2024年6月7日、zkSyncはv24ネットワークアップグレードを実施し、このコントラクトエラーを修正しました。これにより、Gemholicはロックされていた資金にアクセスできるようになりましたが、Gemholicチームは350万ドル相当となった921ETHを無関係のイーサリアムウォレットに引き出し、TelegramチャンネルとXアカウントを削除して姿を消しました。
Gemholicは、ブロックチェーンセキュリティプロバイダーのSolidProofからKYCとスマートコントラクトの検証を受け、コンプライアンス証明書を取得していました。現在、SolidProofは沈黙を貫いており、ユーザーから情報の開示が求められています。
情報ソース:The Block
The post zkSyncベースのプロジェクトGemholic、資金持ち逃げ疑惑 |被害額は350万ドル appeared first on CRYPTO TIMES