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VanEckは、イーサリアムETFの手数料を2025年まで、または運用資産が15億ドルに達するまで無料とすることを発表しました。
この動きは、間近に迫ったイーサリアム現物ETFの上場を前に、競争が激化する中で市場シェアを獲得するための戦略と見られています。
VanEckは、ビットコインETFでも同様の手数料無料化戦略を採用しており、現在6億1400万ドルの資産を集めており、第6位のシェアを有しています。
一方、Franklin Templetonは、イーサリアムETFの手数料を0.19%に設定しており、これは同社のビットコインETFと同じ水準です。
BlackRockはまだ手数料を公表していませんが、VanEckとFranklin Templetonの動きは、BlackRockに0.30%未満の手数料を設定するよう圧力をかけることになるものと見られます。
ETFシェアに大きな影響を与える手数料
ETF手数料は、各社のETFシェアに大きな影響を与えます。
例えば、グレイスケールのGBTCの保有量は、1月10日(ビットコイン現物ETF転換日)には62万BTCでしたが、6月初旬には28.5万BTCへと50%以上減少しています。
これは、グレイスケールの手数料が1.5%であり、その他のETF発行企業の多くが手数料を0.3%前後に設定している中、非常に高額な手数料となっていたためです。
グレイスケール$GBTCの保有量が50%減少|ビットコインETF承認以降、他社へ資金流出相次ぐ
同様のことがイーサリアム現物ETFでも発生すると見られており、手数料競争の激化に注目が集まります。
情報ソース:DL News
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