Paradigm、イーサリアム実行クライアント「Reth 1.0」をリリース

Paradigmは、Rustで開発した初の量産可能なイーサリアム実行クライアント「Reth 1.0」を公開しました。

このクライアントは、安定したイーサリアムメインネットノードの提供に重点を置き、RPC、同期、ストレージ容量において高スループットなパフォーマンスを目指しています。

Reth 1.0は、Genesisから約50時間でイーサリアムメインネットに同期でき、約2.25TBのアーカイブノードストレージを管理します。これは、既存のクライアントプロジェクトの中で最速の同期速度と考えられています。

実行クライアントは、トランザクションの処理、スマートコントラクトの実行、イーサリアムネットワークの状態維持において重要な役割を果たします。Rethは、Geth、Nethermind、Besu、Erigonなどの既存のイーサリアム実行クライアントを補完する存在となります。

また、将来のバージョンである「Reth 1.1」では、OP Stackのサポートに焦点を当てる予定とされており、Paradigmは、業界関係者にRethを本番環境で使用することを呼びかけ、早期パートナーには優先サポートとカスタム機能を提供しています。

情報ソース：Paradigm、The Block

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